コンサルティングファームや外資系金融業界などではよくケース面接が実施されます。
ケース面接では、業務上必要な論理的思考力や問題解決能力が身に付いているかが見られています。
ケース問題は対策が必須
ケース面接は、対策本を読んだりフレームワークを学んだりしただけでは、十分な対策とはいえません。
とにかく練習を積み重ねることで、当日うまく回答できるようになります。
そこで、今回は、ケース面接をクリアするためのコツを3つ紹介します。
コツ① ゴールから逆算する
ケース問題を考える際には、
ケース問題のゴールから逆算し、「まず何から考えていく必要があるか」頭の中で設計していく必要があります。
例えば、「カフェの売り上げを上げるためには?」という問題があったとき、
ゴールは「売り上げを上げること」です。
そして、売上は
「売上=店舗数×1店舗あたりの客数×客単価」
という3つの要素から構成されています。
なるべくコストのかからない方法を考えることを前提としたとき、
店舗数は増やさずに売上を上げるために、
「1店舗あたりの客数」と「客単価」を上げる方法を考えていけばよいことがわかります。
このように、まずはゴール(=売上を上げること)をしっかりと認識することで、何を考えていけば良いのかわかるようになります。
コツ② 反復練習をする
ケース面接対策は、一定期間おきに同じ問題を繰り返し練習することが効果的です。
その際には、該当企業や業界に関するインプットも併せて行うことをお勧めします。
具体的には、ケース問題における企業のビジネスモデルの整理や業界全体の課題の把握を意識的に行うと、仮説を立てるために必要なレベルまで解像度を高めていくことができます。
コツ③ 面接官役を経験する
面接官役を経験することで、
どうすれば相手に適切に考えを伝えることができるか、客観視することができます。
面接官役をやる際には、
回答者の回答をより良くするための方法を考えるようにしてください。
例えば、論理展開に違和感がある点を確認したり、論理が飛躍している点があれば別視点が出るような示唆を出せると良いです。
また、フィードバックにおいては、
良かった点
改善点
改善点に対する自分なりの考え
を伝えてあげられると望ましいです。
情報収集も欠かさずに
ケース問題は企業・ファームにより傾向があります。
たとえば、ケース問題は以下の3パターンに分けられます。
① 企業の経営戦略に関する問題
→お店の売上を上げる方法、イベントの参加者を増やす方法など
② 政府や自治体の運営戦略に関する問題
→自治体の人口を増やす方法、感染症患者の数を減らす方法など
③ 日常的な意思決定
→貯金を増やす方法、体重を減らす方法など
上記のパターンのいずれかが出題されやすいのか、
企業・ファームのホームページや就活対策コンテンツ、過去の受験者の発信(Xやnoteなど)から情報収集して、傾向を分析していくことが重要です。
先ほども述べたように、ケース面接は事前の準備が重要になります。
ケース問題対策に不安がある方は、上記を参考に対策を進めてみることをお勧めします。
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